ニチベイ ボウエキ マサツ ト チュウベイ ボウエキ マサツ ノ ヒカク ニ カンスル コウサツ
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2022 |
Předmět: | |
Zdroj: | 創造都市研究 : 大阪市立大学大学院創造都市研究科紀要. 22:59-75 |
ISSN: | 2436-6870 |
Popis: | 本研究は、米国の巨額かつ慢性的な対中貿易赤字によってヒートアップしてきた米中経済摩擦と1970-90年代の日米経済摩擦を比べ、中米摩擦の特殊性、すなわち米国の中国に対する通商上の制度・規定が輸入国(米国)の貿易救済にもつ意味を中心に検討する。検証の対象は、以下である。①日米貿易摩擦と中米貿易摩擦における摩擦業種の推移に関する問題。②日米貿易摩擦と中米貿易摩擦における業種ごとの摩擦の特徴と摩擦発生の原因、経緯と解決策など。③日中の産業政策の理念、効果および産業保護などから見た経済摩擦の位置づけなど。④日米・中米の貿易経済摩擦の類似性と相違性の比較(3つの方面から)。本研究の構成は以下の通りである。第1節、第2節のそれぞれでは、日米貿易摩擦と中米貿易摩擦の歴史と特徴を振り返る。第3節では、中米間のケースを日米間のケースと比べながら、貿易摩擦の発生原因、特徴および日中それぞれの対応策などの異同について検討する。最後は本論文のまとめである。本研究では、この比較研究を行うことによって、歴史的経緯、問題点、課題を現在の米中間に投射して摩擦の類似性並びに相違性を明らかにしたい。日米貿易摩擦から中国側が学ぶべき成功の経験と回避すべき教訓を検討しながら、特に、米中摩擦の特殊性について検討した。 In this thesis, I concentrate on the comparison between US-Japan trade friction and US-China trade frictions. The paper highlights the similarities and the differences between the two cases, including the causes, the contexts and the contents of these frictions and each country's responses to US policies during the friction. The purpose of this thesis is, summarizing how the US-Japan trade frictions have been settled, to draw lessons from the US-Japan case, to make some constructive suggestions to the ongoing US-China case, at least helpful to avoid the high tension now being escalated. Then by comparing these two episodes, I try to figure out the common factors and rules in the phenomena of trade fiction. |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |