肝内結石症の胆道発癌:病理学的立場から

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2013
Předmět:
Zdroj: 胆と膵 = The Biliary tract & pancreas. 34(11):1145-1152
ISSN: 0388-9408
Popis: 肝内結石症の胆道発癌に関して, 病理学的立場から前癌/初期癌病変である胆管内乳頭状腫瘍(intraductal papillary neoplasm of the bile duct: IPNB)と胆管上皮内腫瘍性病変(biliary intraepithelial neoplasia: BilIN)を中心に解説した. 当初, IPNBとBilINは肝内結石症からの発癌過程における病態が着目されたが, WHO分類に採用されたこともあり, 現在は胆道系一般に用いることが可能な概念として広く浸透しつつある. IPNB分類, BilIN分類を用いて, これらの臨床病理学的, 分子生物学的な解析が進行している. IPNBと乳頭型胆道癌あるいは胆管内発育型肝内胆管癌との異同についても病理学的な解析結果が示されつつある. [はじめに] 肝内結石症は胆管癌の確立された危険因子であり, 5~10%の症例に肝内胆管癌を合併するとされる.
Databáze: OpenAIRE