The Proposal of a Method to Suppress the Disturbance of a Reaction Wheel by Using an Universal Attitude Control Simulator
Jazyk: | japonština |
---|---|
Rok vydání: | 2015 |
Popis: | 近年の衛星需要の増加に伴って,人工衛星のミッションは複雑化し,詳細な情報取得のために要求される姿勢精度が厳しくなっている.特に観測衛星の姿勢安定度要求は大変厳しく,宇宙航空研究開発機構により打ち上げられた太陽観測衛星「Solar-B」の可視光磁場望遠鏡の姿勢安定度要求は10秒間の姿勢安定度が60ミリ秒角となっている.また,重量・サイズの制限や,黎明期であり開発主体が工学メンバーに限られるなどの理由から,工学ミッションが多かった超小型衛星であるが,近年の科学技術の発展に伴って,機器の小型・軽量化が進み,超小型人工衛星でも天文観測など高精度姿勢制御を要求されるようなミッションが可能となっている.このような超小型衛星のミッションの多様化により,要求される姿勢精度は今後さらに厳しくなることが予想される.このような高精度姿勢制御を要求される人工衛星では,多くの場合姿勢制御アクチュエータとしてリアクションホイールが用いられる.しかし,リアクションホイールは内部に高速回転体をもち,それに起因する擾乱が発生するため,リアクションホイール自体が人工衛星の主要な擾乱源となることが知られている.本研究ではリアクションホイールから発生する擾乱をモデル化し,さらに,擾乱低減手法の提案を行い,その擾乱低減機構のモデル化を行った.そして,そのモデルを人工衛星の姿勢制御シミュレータへ導入することで,人工衛星の姿勢精度への影響を定量的に評価し,提案した擾乱低減手法の有用性を評価した. 首都大学東京, 2015-03-25, 修士(工学) |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |