An analysis of land rent considering household production

Autor: TAKENAKA, Kohei
Jazyk: japonština
Rok vydání: 2022
Předmět:
Zdroj: 京都産業大学論集. 社会科学系列. 39:349-378
ISSN: 0287-9719
Popis: これまで標準的な都市経済学は付け値関数を用いて,都市の地代を分析してきた。しかし,都市経済学の主な研究の一つであるFujita [1989] が示した付け値関数は,効用水準を含むために具体的な付け値の値を導出できない。また,DiPasquale & Wheaton [1996] が示した付け値関数では,具体的な付け値の値は得られるものの,敷地面積が正常財ではない。本稿ではBecker [1965]に準拠し,市場財・家計内時間・敷地面積の3 要素を投入要素とする家計内生産関数から付け値関数を導出することを試みる。このことで,具体的な付け値の値が得られ,敷地面積を正常財として取り扱うことができる。加えて,1970年度から2018年度までの愛知県のデータをもとに敷地面積の賃金弾力性を推定した上で,名古屋圏の仮想の所得分布データを作成し,都市全体の地代曲線をシミュレーションによって作成した。
Databáze: OpenAIRE