規範意識・性格傾向と出生意欲 -死生観・自己効力感・伝統指向・満足遅延耐性に注目して

Jazyk: japonština
Rok vydání: 2021
Předmět:
Zdroj: Working Paper, No.342, 2021.10.10, School of Economics, University of Toyama. 342:1-13
Popis: 生死や伝統に関する規範意識や性格傾向(非認知能力)は既婚女性の出生意欲(予定子ども数)にどのように影響するのだろうか?本稿では、25~35歳の既婚女性(子ども数は0~1人)を対象に実施したアンケート調査結果(出産意識調査)をもとに分析を行った。生死に関する規範意識については、安楽死・自殺・中絶・死生観(人間が生死をコントロールすることに対する許容度)に対する意見について聞いた項目を用いた。性格傾向(非認知能力)については自己効力感と満足遅延耐性について聞いた項目を用いた。結果としては、人間は生死に対してコントロールすべきではないと考える人(安楽死・自殺・中絶に反対する人)、伝統や慣習を守ることを重視する人、自己効力感が高い人、満足遅延耐性が高い人は出生意欲が高い傾向があった。
Databáze: OpenAIRE