ラット頭蓋骨を用いた骨細胞の分離培養法の確立
Jazyk: | japonština |
---|---|
Rok vydání: | 2012 |
Předmět: | |
Zdroj: | 奥羽大学歯学誌. (4号):211 |
ISSN: | 0916-2313 |
Popis: | 骨細胞の機能分析に応用できる細胞培養系を確立するため、ラット頭蓋骨から酵素分離法を応用して骨細胞を分離し、骨芽細胞と性状を比較した。培養6日目の培養細胞では細胞突起を伸ばした骨細胞様の細胞が確認でき、Alkaline phoshatase染色では染色細胞よりも染色性を示さない細胞の方が多かった。免疫組織化学染色で抗Sclerostin抗体の局在は、ラット脛骨の脱灰切片では骨基質の中に存在する骨細胞に認め、培養細胞は細胞突起をもつ細胞に顆粒状に反応が認められた。RT-PCRによる検索ではALP、Type I collagen mRNAの発現が骨芽細胞に比較して培養細胞で極端に低い値であった。Sclerositin、DMP-1のmRNA発現は、骨芽細胞に比較して培養細胞で多かった。Osteopontin、PTH/PTHrP receptorのmRNA発現様式は骨芽細胞と培養細胞で差がなかった。培養細胞は骨細胞に極めて類似しており、骨細胞の生理的な機能解析に本培養系が有用であることが示された。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |