Great Industry and Mechanization (2)
Jazyk: | japonština |
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Rok vydání: | 2021 |
Předmět: | |
Zdroj: | 専修経済学論集. 55(3):199-241 |
ISSN: | 0386-4383 |
Popis: | 機械化論を再考する上で注目すべきポイントの一つは,機械製造業と機械化との関係である。機械製造業が機械経営に移行する際には,「独立の部分生産物の単に機械的な組み立て」を営んできた異種的マニュファクチュアが機械経営に移行する際のパターンが再現する。部分生産物の外注率が上昇するパターンである。このパターンの機械化では,製品構造自体を外注化しやすいものに切り替えるというプロダクト・イノベーションが必要になるため,労働の結果をあらかじめ思い描く能力をもった人間労働への依存度はむしろ高まる。この逆説的関連から見えてくるのは,機械化に与えられた2つの課題である。人間労働への依存度を低めるほど,一種類の商品をより安定した品質で生産することは容易になるが,一種類の商品からより多種類の商品を生産することは困難になる。「質の安定化」という課題に取り組むためには,規格化・標準化を伴う機械化のコースを選ぶことが必要になるが,「種の複数化」という課題に取り組むためには,それとは別の,汎用化を伴う機械化のコースを選ぶことが必要になる。 |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |