[A CASE OF ARTERIOVENOUS FISTULA FOLLOWING LUMBAR-DISK SURGERY]

Autor: Hideo Ueda, S. Saito, Masashi Ihori, Kenjiro Nakahara, Hitoshi Tagawa
Rok vydání: 1964
Předmět:
Zdroj: Nihon Naika Gakkai zasshi. The Journal of the Japanese Society of Internal Medicine. 53
ISSN: 0021-5384
Popis: 椎間板へルニア手術による外傷性動静脈瘻については25例の報告があり,この多くは心不全症状を呈している.本例はヘルニア手術後約7ヵ月て心不全に至り,腹部の連続性機械様雑音により動静脈瘻が疑われた症例である.心肥大,肺うっ血,肝腫大,静脈圧上昇あり.血圧は第V点0.RPF, GFRの中等度低下をみる.心カテーテル検査,大動脈造影,静脈造影を行ない,腹部動静脈瘻による高心拍出量性心不全と診断.手術により右総腸骨動静脈瘻を確認,修腹し,心不全症状は消失した.動静脈瘻の存在がNa貯溜,心不全を来たし易い理由について検討した.大きな動静脈瘻がある時には,心拍出量の不足を補うために末梢血管の収縮が起こり,そのためにRPFが減少するが,本例のRPF低下は必ずしも心不全の原因とは解釈出来ないことを述べた.
Databáze: OpenAIRE