Colorimetrical Studies on the Discoloration of Palamed, a New Epithesis Material for Defects in the Maxillofacial Region
Autor: | Kan-ichi Seto |
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Rok vydání: | 1971 |
Předmět: | |
Zdroj: | THE JOURNAL OF THE STOMATOLOGICAL SOCIETY,JAPAN. 38:12-32 |
ISSN: | 1884-5185 0300-9149 |
DOI: | 10.5357/koubyou.38.12 |
Popis: | 顎顔面領域の欠損に対する人工補填装置エピテーゼの材料として用いられる軟性メタクリル樹脂Palamedは, 皮膚類似性において秀れた特徴を有しているとされているが, 一方エピテーゼ装用中における変色傾向が多くの臨床報告に指摘されている。著者はこの点に着目して, この変色の性質について色彩科学的に検討した。実験はPalamedの基礎色重合体および表面に彩色したものを試料として, これを1) 暗室放置, 2) 屋外暴露ならびに室内放置, 3) Xenon lamp照射, 4) 蒸留水中浸漬, 5) 消毒薬剤中浸漬, 6) 皮膚分泌, 剥離物などの各影響下におき, 時間経過に伴う変色を測定した。変色の測定方法は, 分光光度計により測定した色彩を, CIE標準表色系に従って表色し, さらにMac Adamの偏差長円にもとつくSimon-Goodwinの色差計算図上で色彩変化を求め, これを数値的に表現した。実験結果を要約すると次の通りである。1) 暗室放置した場合でも, わずかな黄色変化が認められた。2) 屋外暴露した試片は室内試片に比して基礎色で約2倍, 彩色したもので約4倍の変色を示した。3) 屋外暴露彩色試片の変色は低彩度方向に向かうものであり, 明度変化はほとんど伴わなかった。4) Xenon lamp照射により基礎色試片はほとんど変色せず, 彩色試片では屋外暴露試片と類似した変色を示した。5) 蒸留水中浸漬によって, クロマチックネス変化を主とする変色がみられた。6) 消毒薬剤中浸漬により, わずかな変色がみられた。7) 皮膚分泌物, 剥離物などの影響では, 基礎色試片にも彩色試片同様の変色がみられた。8) 刷掃洗滌によって, 高彩度, 高明度方向への変化はみられたが, 全体の色差はほとんど影響を受けなかった。 |
Databáze: | OpenAIRE |
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