[Study on hypertriglyceridemia: from the aspect of glucose and free fatty acid metabolism]

Autor: Yasumasa Nakamura
Rok vydání: 1970
Předmět:
Zdroj: Nihon Naika Gakkai zasshi. The Journal of the Japanese Society of Internal Medicine. 59(9)
ISSN: 0021-5384
Popis: 高トリグリセライド(TG)血症の成因を検討する目的で, 50g経ロブドウ糖負荷試験にて糖尿病型を示すもの47名,非糖尿病型を示すもの38名につき,各種因子の有機的関係を求めてみた.両群とも血清TG levelは肥満度と正の相関を示し,さらに高TG血症を示すものは両群において,耐糖能がより低下し,これにともない糖負荷後の遊離脂肪酸の減少も遅延していた. insulin分泌状態は糖尿病群でTG levelによる差が存しないが,非糖尿病群では,高TG血症を示すものでは分泌の亢進が認められた.イヌを用いた動物実験では連続的高遊離脂肪酸血症により高TG血症が発生すること, insulinにより糖質依存の脂肪酸の肝TGの脂肪酸部分への入り込みが正常犬,糖尿犬ともに亢進されることを示し,これらより高TG血症のある時期では,肝において糖質ならびに遊離脂肪酸よりのTG合成が亢進しており,これこinsulinが関与している可能性を示した.
Databáze: OpenAIRE