Infectious Complications after Surgery for Gastrointestinal Malignancy Affect the Clinical Outcome
Autor: | Junji Yamamoto, Shuichi Hiraki, Satoshi Aiko, Naoko Sakamoto, Hironori Tsujimoto, Takashi Ichikura, Kazuo Hase, Satoshi Ono, Takuya Horio, Yoshihisa Yaguchi |
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Rok vydání: | 2010 |
Předmět: | |
Zdroj: | Scopus-Elsevier |
ISSN: | 1348-9372 0386-9768 |
DOI: | 10.5833/jjgs.43.704 |
Popis: | 近年,周術期管理技術の向上がめざましいが,消化器癌手術後の感染性合併症の頻度は,必ずしも減少していない.術後の合併症は短期的な予後のみならず長期的な予後にも影響を及ぼす.そこで,消化器癌術後の感染性合併症の併発と長期予後との関連に関する検討を俯瞰し,そのメカニズムを考察したい.さまざまな消化器癌において,術後合併症,特に縫合不全や肺炎などの感染性合併症を併発した場合には,その長期予後が悪化するという報告が散見される.このメカニズムとして,合併症併発時に過剰に産生されるサイトカイン・ケモカインや,制御性T細胞の増加などの宿主の免疫抑制,微生物構成成分などが関与していると考えられる.術後の合併症は患者のquality of lifeの低下などの短期的な不利益のみならず,患者の長期予後にまで影響を及ぼすため,術後合併症根絶に向けての精力的な病態解明や積極的な予防策を講じることが,外科医の使命であろう. |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |