Studies on Bacterial Flora in the Alimentary Canal of Dogs : II. Development of the Fecal Bacterial Flora in Puppies
Autor: | Haruyasu Matsumoto, Yashima Hodate, Hisaaki Ishikawa, Eiichiro Baba |
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Rok vydání: | 1976 |
Předmět: | |
Zdroj: | The Japanese Journal of Veterinary Science. 38:485-494 |
ISSN: | 1881-1442 0021-5295 |
Popis: | 3頭の母犬から自然分娩によって出生した子犬9頭について, それらの糞便内細菌叢を出生直後から継続的に検査した. その成績を要約すると, 次のとおりである. 1. 細菌が糞便内に最初に出現したのは, 出生の6時間後である. その菌種はStaphylococcus, StreptococcusおよびEnterobacteriaceacであった. それに次いでClostridiumが早期に出現した. LactobacillusおよびBactcroidesの出現時期は, 個体によってかなりの差が見られた. 2. 出生後24時間において, 総生菌数は平均109.3であり, すでに成犬と同じレベルに達していた. この時期の優勢菌種は, Streptococcus, EnterobacteriaceaeおよびClostridiumであった. 出生後14日までは, StreptococcusとEnterobacteriaceaeが優勢であった. 3. 出生後14日から35日までは, Streptococcus, Enterobacteriaceae, Bifidobacterium, Bacteroidesなどが菌叢を構成したが, 各菌種の菌数の増減が著しいので, 最優勢菌種は明らかではなかった. 4. 出生後35日からLactobacillusの菌数が増加し, これとBifidobacterium, Streptococcus, Enterobacteriaceae, ClostridiumおよびBacteroidesが優勢菌叢を構成するようになった. 出生後42日からは, これらの菌数がかなり安定した推移を示し, 子犬の菌叢はいわゆる成犬の菌叢と一致した. 5. Staphylococcusは出生後早期に出現するものの, その菌数は少なく, 真菌と同様に菌叢の主要構成菌種にはならなかった. |
Databáze: | OpenAIRE |
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