Localization of lung cancer with positron emission tomography(PET) using 11C-methionine; report of two cases

Autor: Takatomo Morita, Takashi Arai, Makoto Yano, Masaaki Iio, Hideyuki Sato, Keizou Inagaki, Toshihiko Hara, Hideki Miyazawa, Shigeru Takeuchi, Tomokiyo Nomura
Rok vydání: 1992
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Japanese Association for Chest Surgery. 6:497-502
ISSN: 1884-1724
0917-4141
DOI: 10.2995/jacsurg1987.6.497
Popis: 従来の胸部X線写真やCTで癌局在診断に難渋した肺癌の2例に対し, 11C-メチオニンを用いたPET (Positron Emission Tomography) で診断を試みた.PETにおける空間分解能の改善と解剖学的位置関係の把握を目的として, 呼吸波同期scanとpositron angiographyを併用した.症例1は肺癌切除後残存肺の化膿症との同一部位にみられた二重癌で, 肺癌と炎症部位との鑑別が困難であった.症例2は術後再発肺癌で, 手術による影響で肺門・縦隔の構造が不明瞭であり, 縦隔リンパ節転移の診断に難渋した.2例とも本検査法により原発巣および転移リンパ節が明瞭に描出され, 腫瘍組織と炎症組織との関係や, 縦隔大血管との解剖学的位置関係が容易に把握でき, 手術適応の決定に極めて有効であった.11C-メチオニンを用いたPETは, 従来のX線検査では判別し難い症例の診断に, 有効な検査方法であると考えられる.
Databáze: OpenAIRE