Influence of Breed, Sex and Anatomical Location on lipid and Fatty Acid Composition of Bovine Body-cavity Fat
Autor: | Kiyoshi Namikawa, Toyonobu Yoshimura |
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Rok vydání: | 1985 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Chikusan Gakkaiho. 56:130-136 |
ISSN: | 1880-8255 1346-907X |
DOI: | 10.2508/chikusan.56.130 |
Popis: | と殺時体重を一定にした場合の,牛の皮下脂肪組織中脂質および脂肪酸組成に対する品種,性および部位の影響を明らかにする目的で,以下のように分析を実施した.材料は,黒毛和種(♂:9頭),ホルスタイン種(♂:8頭,♀;2頭)および黒毛和種×ホルスタイン種(F1)(♂:6頭,♀:6頭)計31頭の肥育牛の枝肉から,解体時に得た5部位の皮下脂肪(肩,腰,臀,胸,〓)を用い,総脂質含量,脂質組成およびトリグリセリド(TG),遊離脂肪酸(FFA),リン脂質(PL)の各画分の脂肪酸組成を求めた.総脂質含量は,黒毛和種で高い傾向が認められたが,品種を含むいずれの原因に関しても有意性は認められなかった.脂質組成に関しては,TG%とPL%において,性および部位の効果が有意であった.性間では,未経産牛が去勢牛よりもTG%が高く,PL%が低く,一方部位間では,下〓部皮下脂肪が最もTGに富み,PLが少ない傾向にあった.各画分の脂肪酸組成に対する各要因の効果は,いくつかの例外を除いて有意であり,しかも,品種,性,部位の各要因ごとにみた脂肪酸組成の差異は,いずれの画分においても類似した傾向を示した.その主要な特徴は以下の通りであった.(1) 品種間では,黒毛和種がホルスタイン種よりもC18:1, TUSF(総不飽和脂肪酸割合)に富み,C18/C16比が高く,これに対して,C14:0, C16:0, C18:0などの飽和脂肪酸が少なかった.一方,F1は両品種の中間値をとる傾向にあった.(2)未経産牛は去勢牛よりも,TG, PL画分において不飽和脂肪酸に富んでいた.(3) 部位間では,下〓部で不飽和脂肪酸が最も少なかった.以上の結果,一定と殺時体重ベースでは,脂質画分中の脂肪酸組成が各要因の影響を受けやすく,とくに品種の効果が顕著であることが示唆された. |
Databáze: | OpenAIRE |
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