A Case of Ileal Carcinoid Tumor Admitted for Melena

Autor: Hisahiro Matsubara, Takumi Oota, Yuka Isozaki, Asami Usui, Kiyohiko Syuto, Gaku Oohira, Hideaki Miyauchi, Kazuo Narushima, Toshiyuki Natsume, Hiroshige Saito
Rok vydání: 2011
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 44:1300-1305
ISSN: 1348-9372
0386-9768
Popis: 症例は45歳の男性で,繰り返す下血を主訴に精査加療目的にて来院した.下部消化管内視鏡施行時に小腸からの出血を疑われ,小腸全体の精査および加療目的で2008年6月内科を紹介受診した.カプセル内視鏡および経肛門的ダブルバルーン小腸内視鏡でBauhin弁より1.5m程口側に陥凹面を形成する粘膜下腫瘍様病変を認めた.生検で腺癌が認められたため,原発性小腸癌の術前診断で回腸部分切除術を施行した.切除標本の肉眼所見で表面に陥凹を有する1.2×0.8cmの黄色の隆起性病変を認め,病理組織学的検査所見で回腸カルチノイドと診断された.本邦では回腸カルチノイドはまれであり,若干の文献的検討を加え,報告する.
Databáze: OpenAIRE