Distribution of Free and Combined Amino Acids in Ethanolic Extracts of Spontaneous Edible Mushrooms

Autor: Sachiko Gotoh, Hiroki Abe, Masateru Aoyama
Rok vydání: 1980
Předmět:
Zdroj: Eiyo To Shokuryo. 33:169-176
ISSN: 1883-8863
DOI: 10.4327/jsnfs1949.33.169
Popis: 28種の天然食用キノコのエタノール抽出液中の遊離および結合型アミノ酸分布を検討し, 以下の結果を得た。1) エタノール抽出液中の全窒素は乾燥試料100g当たり平均2,700mgで, 種による差異がかなり大であった。遊離アミノ酸態窒素は一般にシメジ科, ハラタケ科およびイボタケ科のキノコに多く, 700~1,600mgに及ぶものも認められた。2) 遊離アミノ酸の分布については, 一般にキノコ類ではシスチン, メチオニン, チロシン, フェニルアラニン, ヒスチジンおよびアルギニン含量が低く, スレオニン, セリン, グルタミン酸およびアラニン含量が高かった。パターン類似率は0.80~0.99で高い相関が認められたが, キツネタケ, ナラタケ, シイタケおよびホウキタケ2種においては他との類似率が低く, ツクリタケにおいてもやや低い相関を示した。3) 結合型アミノ酸含量は一般に低く, 遊離型の20~30%であったが, 種によっては遊離型より多いか, ほぼ同程度の含有量を示すものも認められた。結合型アミノ酸としてはグルタミン酸が最も多く, 次いでアスパラギン酸, アラニンおよびグリシン含量が高かった。
Databáze: OpenAIRE