Risk factors for recurrence of esophageal varices following endoscopic injection sclerotherapy. A multivariate analysis using Cox's proportional hazards model

Autor: Katsuhiko Kubara, Hiroshi Shijo, Koichi Nakaoka, Takuji Tago, Zentarou Shirai, Yoichi Oyama, Hideo Tokumitsu, Hiroshi Kokawa, Hiroshi Toriya
Rok vydání: 1992
Předmět:
Zdroj: Kanzo. 33:449-456
ISSN: 1881-3593
0451-4203
DOI: 10.2957/kanzo.33.449
Popis: 食道静脈瘤に対して内視鏡的硬化療法を施行し,静脈瘤の完全消失が得られた121例について,硬化療法後の食道静脈瘤再発に影響する因子をCoxの比例ハザードモデルを用いて解析した.5% ethanolamine oleateの注入量(p=0.0071)が静脈瘤の再発に最も強く影響する因子であり,他にchild分類(p=0.0093),食道静脈瘤以外の側副血行路の有無(p=0.0131)の2因子も静脈瘤の再発に独立して影響する有意の因子であった.これらの成績より,硬化療法後の食道静脈瘤再発には使用した5% ethanolamine oleateの注入量,肝硬変の重症度,食道静脈瘤を形成する門脈系の血行動態,門脈圧亢進症の程度の4要素が影響することが示唆された.Coxの比例ハザードモデルを用いて,硬化療法後の静脈瘤再発を推定する指標となるProg-nostic indexを算出した.このindexは治療後の経過観察に際して有用な情報となるものと思われた.
Databáze: OpenAIRE