Clinical Value of Gastrofiberscopy in Preoperative Cases of Primary Lung Cancer

Autor: Keiko Yamada, Tohru Satoh, Masahiro Yamada, Masaki Nagasawa, Tomei Tsukamoto, Katsumi Murai
Rok vydání: 1993
Předmět:
Zdroj: Haigan. 33:391-397
ISSN: 1348-9992
0386-9628
DOI: 10.2482/haigan.33.391
Popis: 著者らは1967年から75年までに肺癌222例中5例 (2.3%) の肺・胃重複癌を偶然経験した. これより肺・胃重複癌はもっと多いのではないかと考え, 以後の肺癌症例に胃内視鏡検査を積極的に施行してきた.その結果,(1) 1981年から85年までの肺癌358例中同時性6例 (1.7%), 異時性12例 (3.4%), 計18例 (5.0%), 1986年から90年までの肺癌352例中同時性10例 (2.8%), 異時性17例 (4.8%), 計27例 (7.7%) の肺・胃重複癌を経験した. これより肺癌に胃癌が高率に重複することと肺・胃重複癌の増加傾向が示唆された. (2) 最近5年間の肺・胃同時性重複癌の頻度は, 逐年胃内視鏡検診における初年度の胃癌発見率の3倍以上もあり非常に高率であった. (3) 最近の5年間では, 肺癌手術例, 非手術例, 肺癌全体の三者間で胃癌との重複頻度に大きな差を認めなかった. 以上から, 肺癌症例, 特に治癒の期待できる肺癌術前症例には積極的に胃内視鏡検査を施行することが大変重要であると思われた.
Databáze: OpenAIRE