The Effect of Alkyl Groups with Structural Isomerism on the Hydrophobic Hydration
Autor: | Isao Yamakawa, Toyohiko Nakajima, Kumiko Miki |
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Rok vydání: | 1999 |
Předmět: | |
Zdroj: | NIPPON KAGAKU KAISHI. :783-789 |
ISSN: | 2185-0925 0369-4577 |
Popis: | アルカノールおよびモノカルボン酸塩の水溶液について,25℃ における粘度および密度を測定した。粘度データから,各アルカノールおよびモノカルボン酸イオンのJones-Doleの粘性.B係数を反映するモル体積VBを,密度データから,無限希釈における部分モル体積V∞を決定した。両者の差(VB-V∞)を溶質周辺の水構造の形成度を表す目安と考え,この値の比較によりアルキル基周辺の疎水性水和の生成状況を検討した。その結果,親水基部分に構造形成基,構造破壊基いずれが存在しても,α炭素の-Hを-CH3に置換して枝分かれ構造をとる場合は,他の炭素原子で置換が起こり直鎖状構造あるいは枝分かれ構造をとる場合に比べ,水聯構造がかなり形成されること,また,このようなα位の炭素での置換による水構造形成力は,アルカノールに比べモノカルボン酸イオンの方が著しく大きいことが認められた。アルキル基-水分子間の疎水性水和の度合いがアルキル基の構造異性により差異を生ずることが,ブチルアルコールの異性体間に溶解性の差異をもたらす一因となっていると推察した。 |
Databáze: | OpenAIRE |
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