A Case of Synchronous Transverse Colon Cancer and Low Rectal Cancer Treated by Chemoradiotherapy and Divided Planning Operation to Preserve the Anal Function

Autor: Hidenori Yoshie, Tsukasa Aihara, Naohito Beppu, Hidenori Yanagi
Rok vydání: 2011
Předmět:
Zdroj: Nippon Daicho Komonbyo Gakkai Zasshi. 64:41-46
ISSN: 1882-9619
0047-1801
Popis: 症例は73歳,男性.下血を主訴に来院.横行結腸脾彎曲部に全周性2型腫瘍,下部直腸に3/4周性2型腫瘍を認め,生検にて両者とも中分化管状腺癌と診断した.画像診断にてリンパ節腫大や遠隔転移は認めなかった.第1期手術として結腸左半切除術,横行結腸人工肛門造設術(ハルトマン手術)を施行し横行結腸癌に対する根治手術,および下部直腸癌治療に対するfecal diversion stomaを造設した.引き続き下部直腸癌に対し化学放射線療法(chemoradiation therapy:以下CRT)を施行.第2期手術として残存結腸亜全摘,超低位前方切除,内肛門括約筋切除(intrasphincteric resection:以下ISR),盲腸肛門吻合,回腸人工肛門造設術を施行した.自験例では計画的二期分割切除に術前CRTを組み合わせることで根治性および術後機能の向上が得られると考えられた.また左側結腸が口側吻合腸管として使用できない症例でも盲腸肛門吻合術を施行することにより肛門温存可能であり有用な術式と考えられた.
Databáze: OpenAIRE