A Case of Primary Malignant Lymphoma of the Duodenum Effectively Treated by Chemotherapy

Autor: Saburou Misaki, Shinya Doi, Hiroshige Nakano, Katarou Akimoto, Saburou Hongou, Tooru Okumura
Rok vydání: 2000
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 33:1771-1774
ISSN: 1348-9372
0386-9768
DOI: 10.5833/jjgs.33.1771
Popis: 症例は64歳の男性. 上腹部痛を主訴に来院した. 内視鏡下生検の結果, 十二指腸原発の悪性リンパ腫と診断した. CHOP療法を2クール行ったが, 十二指腸狭窄による通過障害を認めたため, 膵頭十二指腸切除術を行った. 切除標本の病理組織所見では, リンパ腫成分を認めず, CHOP療法により完全寛解が得られていたことが判明した. 従来, 本症例のようなNaqviの臨床病期stage Iにあたる早期の消化管原発悪性リンパ腫には手術治療が第1選択とされ, 進行例には集学的治療が行われていた. しかし, 最近では本症例と同じく, 早期症例に対する化学療法有効例が報告されている. 長期予後については今後検討を要するが, 今回の治験から, 十二指腸悪性リンパ腫のstage I症例に対する化学療法は有効であると考えられた.
Databáze: OpenAIRE