A Case of Solitary Splenic Metastasis from Ovarian Cancer Resected by Laparoscopic Partial Splenectomy

Autor: Kiyoshi Nakayasu, Syungo Miyamoto, Nobuya Zenpo, Satoru Kurata, Naruji Kugimiya, Ryuichiro Suto, Toshiaki Kamei, Yoshikazu Kaneda
Rok vydání: 2008
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 41:224-228
ISSN: 1348-9372
0386-9768
DOI: 10.5833/jjgs.41.224
Popis: 症例は65歳の女性で, 61歳時に卵巣癌の診断のもと当院産婦人科にて手術および化学療法が施行されている. 経過観察中であったが, 腫瘍マーカー (CA125: 108.6U/ml) の上昇を認めたため, 腹部の精査が施行された. 腹部CTにて脾臓に直径2.0cmで境界明瞭, 内部は均一, 血流に富む腫瘍性病変を認めたため, 卵巣癌の脾転移を疑われ, 手術目的で当科に紹介された. 手術は全身麻酔下に右半側臥位で, 4ポート法にて腹腔鏡下脾部分切除術を施行した. 脾実質の切離には水流滴下式単極焼灼器 (シーリングフック; TissueLink SH2.0TM) を使用した. 摘出標本は大きさ3.5×2.2×2.5cm, 黄白色調, 境界明瞭, 弾性硬で病理組織学的診断にて卵巣癌の脾転移と診断された. 術後経過は良好で術後第4病日に軽快退院となった. 産婦人科にて化学療法が施行され, 術後10か月を経過したが無再発生存中である.
Databáze: OpenAIRE