Differential diagnosis for the cystic lesion of the pancreas with a special references to analysis of intracystic fluids

Autor: Shuji Tsuchiya, Kaoru Nagahori, Takashi Yokoi, Hyouichi Suzaki, Fumio Arihara, Kouichiro Simmyou, Yoshiro Matsumoto, Katsuhiko Sugahara, Kiyoshi Nishiyama, Tetsuo Kouno, Yoshiharu Ooaki
Rok vydání: 1988
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 21:1269-1276
ISSN: 1348-9372
0386-9768
DOI: 10.5833/jjgs.21.1269
Popis: 過去20年間の自験膵嚢胞性疾患20例中, 仮性嚢胞は9例, 真性嚢胞は11例であった. 腹痛は仮性嚢胞の全例にみられたのに対し, 真性嚢胞では6例が腹痛を伴わない腹部腫瘤を主訴とした. 血清アミラーゼ値は仮性嚢胞の9例中8例が229~1,580IU/lと高値を示した. 嚢胞の存在診断にはCTおよび超音波検査が有用であったが, 質的診断には不十分であった. 嚢胞内容液のアミラーゼ値は真性嚢胞が4.398±9.1311U/lであるのに対して仮性嚢胞では199, 360±135,58IIU/lと著しく高値であった. また, 細胞診では悪性例6例中4例がclass IV, またはclass Vであった. 内容液のCEA値は, 悪性例では50,278±83,948ng/mlで, 良性例の256±141ng/mlと比べ有意に高値を示した. 以上より, 嚢胞内容液のアミラーゼ値, 細胞診, CEA値は膵嚢胞性疾患の質的診断に有用と考えられた.
Databáze: OpenAIRE