Influence of a polishing brush equipped with an air scaler on the surface roughness of artificial tooth substrates
Autor: | Masashi Miyazaki, Koichi Ito, Toshiki Takamizawa, Hiroaki Yagi, Oshio Kaori, Shigeki Oka, Masako Sakai, Chizuko Shimizu |
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Rok vydání: | 2011 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Shishubyo Gakkai Kaishi (Journal of the Japanese Society of Periodontology). 53:154-162 |
ISSN: | 1880-408X 0385-0110 |
DOI: | 10.2329/perio.53.154 |
Popis: | 近年, プロフェッショナルメカニカルトゥースクリーニング(Professional Mechanical Tooth Cleaning : PMTC)に, 回転式器具とともにエアスケーラー接続型ナイロン製ブラシ(ナイロンブラシ)が使用されるようになってきた。このナイロンブラシの使用法によっては, 歯面を損傷させる可能性があるものの, これに関する報告は少ない。そこで, このナイロンブラシを用いたPMTCが歯面に与える影響について, その硬さが人のエナメル質および象牙質に近似した擬似エナメル質(ステンレス板)および擬似象牙質(アクリル板)を対象として, PMTC後の表面性状について検討した。PMTCは, 注水下, PMTCペーストのRDA #40およびRDA #250を用いる3条件とし, 操作時間は5, 10および15秒間とした。PMTC終了後の試片については, 表面粗さ(Ra)の測定を行うとともに走査電子顕微鏡(SEM)観察を行った。その結果, ステンレス試片におけるRaは, 他の条件に比較して#250群で大きくなる傾向を示した。一方, アクリル試片におけるRaは, いずれの条件においてもステンレス試片と比較して表面粗さが増大し, 操作時間が長くなるとその傾向は著明となった。SEM観察の結果からは, 注水および #40群では, 比較的平坦な表面性状を呈していたものの, #250群では試片調整時の削条痕とは異なる粗そう面が観察された。以上のように, 本実験の結果から, 注水下でのエアスケーラー接続型ナイロンブラシの使用は, 歯質表面に及ぼす影響は無視できる程度であることが明らかとなった。しかし, 研磨ペーストを併用するとその種類および作用時間によっては表面が粗そうになることから, PMTCペーストの併用には注意が必要であることが示された。日本歯周病学会会誌(日歯周誌)53(2):154-162, 2011. |
Databáze: | OpenAIRE |
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