A CASE OF MESENTERIUM COMMUNE PRESENTED WITH VOLVULUS OF THE SIGMOID COLON

Autor: Eiji Nakata, Hitoshi Doi, Isao Kawai, Hisashi Watanabe, Toshiyuki Tenjo
Rok vydání: 2006
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 67:2954-2957
ISSN: 1882-5133
1345-2843
Popis: S状結腸軸捻転を呈した総腸間膜症の1例を経験したので報告する.症例は38歳の男性.主訴は腹痛で,腹部単純写真にて鏡面像を伴う腸管拡張像を認め,注腸造影にてS状結腸相当部のbird beak's signを認めた.血行障害を伴っている危惧があったため保存的療法は断念し緊急手術を施行した.十二指腸から下行結腸にまで固定不全が及ぶ高度な総腸間膜症の状態であり, S状結腸が軸捻転を呈し,さらに横行結腸相当部がウインスロー孔に嵌入し複雑な腸管走行を呈していた.血行障害はなく用手整復が可能であったため腸管切除は施行せず,再捻転予防目的にて,腸間膜を一部後腹膜に固定して手術を終了した. S状結腸軸捻転を伴った総腸間膜症は稀であり,自験例を含めて本邦報告例は11例のみである.
Databáze: OpenAIRE