A CASE OF IMPERFORATE ANUS (RECTOVESTIBULAR FISTULA) IN AN AGED PATIENT PRESENTED WITH MUCOSAL PROLAPSE
Autor: | Kohei Okamoto, Fumiaki Shimizu, Satoshi Ishizone, Takuji Tsuchiya, Hisanao Chisuwa |
---|---|
Rok vydání: | 2005 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 66:2232-2235 |
ISSN: | 1882-5133 1345-2843 |
DOI: | 10.3919/jjsa.66.2232 |
Popis: | 症例は84歳,女性.幼少時,母親から肛門の位置異常を指摘されたことがあったが本人の自覚はなかった. 1年前より膣から粘膜の脱出を自覚,徐々に増大を認めたため当院受診した.会陰部には本来あるべき位置に肛門は認めず,軽度の陥凹を認めるのみであった.指診にて膣後壁に直腸が開口しているのが確認され,直腸粘膜がポリープ状に膣内に脱出していた. MRIでは直腸が膣後壁に開口しているのが確認され直腸膣前庭瘻と診断した.脱出した直腸粘膜切除のみ行った.病理組織検査ではmild atypiaを示すtubular adenomaと診断された. 鎖肛は一般的に新生時期に外科的治療を要するが例外的に成人に達する場合もある.本症例は84年間自覚症状なく,直腸粘膜の脱出を契機に鎖肛(直腸膣前庭瘻)の診断に至った極めて稀な例である.成人に達した直腸肛門奇形では,日常生活に差し障る症状がない場合,外科的処置が不必要な場合もあると考えられた. |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |