Two Cases of Bowel Necrosis During Enteral Nutrition after Abdominal Surgery
Autor: | Yasushi Okazaki, Masahiko Ozaki, Takamitsu Ariga, Kentarou Tasaki, Takeshi Fujishiro, Seiji Yoshimura, Hisahiro Matsubara, Kouichi Shinotou, Ikuya Ooshima |
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Rok vydání: | 2011 |
Předmět: | |
Zdroj: | The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 44:1639-1646 |
ISSN: | 1348-9372 0386-9768 |
Popis: | 術後早期の経腸栄養に関連する致死的合併症の一つとして,腸管壊死の報告が散見されていることはあまり知られていない.今回,我々は腹部手術後の経腸栄養使用中に腸管壊死を発症した2例を経験したので報告する.症例1は乳頭部癌の77歳女性で膵頭十二指腸切除術を施行し,14病日に門脈出血に対し緊急止血術を施行した.緊急手術から8日目より半消化態製剤による経腸栄養投与を開始した.経腸栄養を開始してから14日目に腸管壊死を発症し大量腸切除を行った.症例2は再発胃癌の79歳女性で残胃全摘後に4病日より半消化態製剤による経腸栄養投与を開始したところ,6病日に腸管壊死を発症し大量腸切除を行った.2例とも手術により救命しえた.経腸栄養が関与したと推測される腸管壊死は,欧米を中心に症例報告が散見されており,自験2例を含めた文献的考察を交えて報告する. |
Databáze: | OpenAIRE |
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