Examination of ADL of in patients receiving hemodialysis
Autor: | Yuzuru Oshiro, Hiroya Tokuyama, Shinyu Miyagi, Shinichiro Yoshi, Tyouji Gima, Akihiko Kochi, Saori Chinen, Hajime Oshiro, Hirokatsu Shimabukuro, Shigeo Adaniya, Isao Komesu, Hideo Tokashiki, Hiroaki Nakamura, Tsutomu Arakawa, Kentaro Kohagura, Naoshi Teruya, Takashi Tajima, Takashi Sunagawa, Seigen Hayashi |
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Rok vydání: | 2009 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nihon Toseki Igakkai Zasshi. 42:939-945 |
ISSN: | 1883-082X 1340-3451 |
DOI: | 10.4009/jsdt.42.939 |
Popis: | 【目的】透析療法は,患者の高齢化や糖尿病患者の増加に伴い重度の合併症を持つ患者も増加し,長期入院を余儀なくされる場合もある.外来および入院透析患者におけるADLを,すでにリハビリテーションの場で確立した評価法であるFIMで評価し,透析患者のADLを低下させ,長期入院をきたす原因を検討した.【方法】当院で血液透析治療を行い,同時期にリハビリテーションを受けている患者71名(外来31名,入院40名)を対象とし,患者の基本情報,原疾患,合併症,FIMを調査した.【結果】入院患者は外来患者に比較し,原疾患が糖尿病の患者が多く,糖尿病患者は合併症のため入院するリスクが高いことが示唆された.外来患者は運動器リハビリテーションが87%と多いのに対し,入院患者では脳血管疾患や廃用症候群のリハビリテーション処方が65%と多かった(p<0.0001).入院患者のFIMは65±33点と,外来患者の124±4点に比較して著明に低下していた(p<0.0001).入院期間は平均676日と長期化しており,合併症を検討すると脳卒中16例(梗塞8例,出血7例,低酸素脳症1例)が最も多く,麻痺がADLを著明に低下させていた.整形疾患が8例(大腿骨頸部骨折4例,腰椎圧迫骨折4例),ASOは7例(片側下腿切断2例,両側大腿・両側下腿・片側大腿切断各々1例,難治性潰瘍2例),精神疾患は6例(躁うつ病1例,精神発達遅滞2例,重度の認知症3例),医療的要素の強い患者は3例(コントロール困難な糖尿病2例,心不全1例)であった.ADLが良好な社会的入院患者も存在した.【結語】入院患者のFIMは外来患者に比較し著明に低く,脳卒中等の合併症を発症するとADLが著明に低下し,長期入院となってしまうと考えられた.従って,外来透析を維持するためには,上記合併症の予防が重要であり,日々の全身管理,運動療法によるADLの維持が必要であると思われた.社会的入院患者も存在し,透析医療と介護保険の合理化,透析患者を受け入れられる介護施設の整備,透析施設と介護施設の連携の強化が急務であると考えられる. |
Databáze: | OpenAIRE |
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