Criteria on cytodiagnosis of adenomatous hyperplasia and well differentiated adenocarcinoma of the endometrium. II. Architectural abnormalities of cell clusters
Autor: | Mineo Oomura, Yasuyoshi Ishii, Ichiro Sakuma, Kyoko Komiyama, Masahiko Fujii, Mizue Oda, Tomie Wakabayashi, Toshiko Kiritani, Tadashi Sugishita |
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Rok vydání: | 1991 |
Předmět: | |
Zdroj: | The Journal of the Japanese Society of Clinical Cytology. 30:1043-1049 |
ISSN: | 1882-7233 0387-1193 |
DOI: | 10.5795/jjscc.30.1043 |
Popis: | 内膜細胞診における腺腫性増殖症と高分化型体内膜腺癌 (G1腺癌) の質的判定基準を設定するため, 腺腫性増殖症55検体, G1腺癌55検体, および正常体内膜40検体を用い,(1) 乳頭状・樹枝状細胞集塊の出現率および出現個数,(2) 樹枝状集塊中にみられるstromal Aの束の層数およびその分岐について検討し, 以下の結果を得た.1) 乳頭状細胞集塊は腺腫性増殖症, G1腺癌ともに全検体に認められ, 1検体平均の出現個数はそれぞれ77.1個, 141.5個であった.樹枝状細胞集塊は腺腫性増殖症55検体中8検体, G1腺癌55検体中48検体に認められ, 平均出現個数はそれぞれ0.2個, 11.6個であった.正常体内膜においては, 乳頭状集塊は40検体中14検体に平均1.1個みられたが, 樹枝状集塊は1検体にも認められなかった.3) stromal Aの一次分岐は, 腺腫性増殖症では1検体平均0.1ヵ所にみられたのみで, 二次以降の分岐は認められなかった。一方, G1腺癌では一次分岐は平均5.0ヵ所に認められ, 二次以降の分岐も平均1.1ヵ所に認められた.以上, 内膜細胞診においては乳頭状・樹枝状集塊の有無, 集塊内のstromal Aの観察が重要であることが示唆された. |
Databáze: | OpenAIRE |
Externí odkaz: |