Gas-liquid Chromatographic Assay of Sterigmatocystin

Autor: Masatoshi Minamisawa, Shinji Matsuura, Masaru Manabe
Rok vydání: 1971
Předmět:
Zdroj: Journal of the agricultural chemical society of Japan. 45:565-570
ISSN: 1883-6844
0002-1407
DOI: 10.1271/nogeikagaku1924.45.565
Popis: マイコトキシンの一種であるsterigmatocystinのガスクロマトグラフィー(GLC)による分析の可能性について検討を加えた.GLCの装置としては,流路が総ガラス製の島津GC-5APを使用し,種々の充てん剤について検討した結果,ケイ藻土(Shimalite W, Chromosorb W)と水晶(Shimalite Q)にmethyl silicone (SE-30, OV-1), methyl phenyl silicone (OV-17)を低濃度にコーティソグしたものであれば, sterigmatocystinを検出することが分かった.ただし,ケイ藻土は前処理として酸およびDMCS処理する必要があった. sterigmatocystinの産生菌であるAsp. versticolorを培養したかび米より抽出,精製して調製した粗sterigmatocystinのGLCでは, SE-30を使用したカラムが分離具合がよく,内部標準物質としてのcholestaneとの保持時間比は,カラム温度220°Cで1.5%液相(SE-30)で,1.21であった. 以上の結果から, sterigmatocystinのGLCによる分析が可能であることが分かったが,実際に食料などについて検査する場合には,それぞれの食料からの抽出およびGLCに対する阻害物質の除去について,検討を加える必要があると思われる.
Databáze: OpenAIRE