The Activity of Precipitated Iron Catalyst for the Synthesis of Hydrocarbons by Hydrogenation of Carbon Monoxide

Autor: Yutaka Hamada, Hidetaka Ose, Tomoya Sakai, Taiseki Kunugi
Rok vydání: 1966
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Society of Chemical Industry, Japan. 69:2244-2249
ISSN: 2185-0860
0023-2734
DOI: 10.1246/nikkashi1898.69.12_2244
Popis: 製鋼用LD転炉で生成する多量の一酸化炭素の有効利用の一つとしてKolbelが創始したスラリー式フイッシャー合成による直鎖高級オレフィンおよび高融点ワックスの製造がわが国で計画されたが,著者らはそれと平行して基礎的研究を行ない,本報ではまずKolbelの100Fe:0.3Cu:0.6K2CO3(重量比)なる組成を有する沈殿鉄触媒を所定の方法に従って調製,活性化し,固定床で炭化水素合成研究を行なって次の諸点を明らかにした。触媒は調製後空気,一酸化炭素および水素の各処理をこの順に行なって活性化するが,まず空気(320℃)でFe2O3・H2Oが完全にFe2O3となり,一酸化炭素で還元炭化し,続く水素処理で炭化した触媒の一部がメタンを生成して金属状態に戻る。水素処理時のメタン生成速度は鉄100部に対し銅0.3部というKolbelの与えた銅含量で最大値を示し,この処理で生成したメタンの量が多い触媒ほど炭化水素合成反応の活性が大であることを発見した。このことから触媒が金属状態で合成活性を有し,炭化すると活性を失うものと考えられる。
Databáze: OpenAIRE