A Case of Stenotic Type Ischemic Enteritis with Hepatic Portal Venous Gas

Autor: Hisanori Kashizuka, Atsushi Imagawa, Masatoshi Yamamoto, Hidetoshi Nishiwaki, Masahiro Tsutsumi, Takasumi Hosoi
Rok vydání: 2006
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 39:1850-1855
ISSN: 1348-9372
0386-9768
DOI: 10.5833/jjgs.39.1850
Popis: 症例は84歳の女性で, 突然の腹痛のため近医を受診. 精査加療目的で当科に入院となった.腹部単純X線写真でイレウス像および腹部CTで肝内門脈と上腸間膜静脈にガス像を認めた.高齢であるが全身状態は改善傾向にあるため, イレウス管を挿入し, 保存的治療を行った. 第15病日の腹部CTで門脈ガス (hepatic portal venous gas; 以下, HPVGと略記) は消失し, 経口摂取を開始したが再度腸閉塞症状となった. 第49病日のイレウス管造影検査で回腸に狭窄部を認めたため, 虚血性小腸炎による腸閉塞と診断し手術を施行した. 回腸末端より約45cm口側回腸に約20cmの狭窄部を認め, 回腸部分切除術を施行した. HPVGを呈した狭窄型虚血性小腸炎は極めてまれな疾患であり, 若干の文献的考察を加えて報告する.
Databáze: OpenAIRE