Amphiphilic Aspects and Micellar Structures of Anti-inflammatory Agents .ALPHA.-and .BETA.-Glycyrrhizinate

Autor: Seizo Tamagaki, Jinta Ukawa, Waichiro Tagaki, Akito Odaka, Misao Koide
Rok vydání: 1996
Předmět:
Zdroj: Journal of Japan Oil Chemists' Society. 45:1339-1347
ISSN: 1884-1996
1341-8327
Popis: β-グリシルリチン酸二カリウム (GK2) のミセル特性を表面張力, 可溶化, 蛍光, 円二色性及び光散乱法等を用いて調べた。特に, GK2のトリテルペノイド部のカルボキシル基の役割を解明するため, 誘導体であるβ-グリシルリチン酸モノメチルエステル (GMe) の物性を比較検討した。その結果, pH7.4において, GK2及びGMeは, 各々のcmc近傍で会合数20~25の比較的小さいミセルを形成することがわかった。GK2のcmcは, pHが中性になるに伴い増大した。また, 溶質濃度の増加につれ, GK2がアルコール様極性のコアーを持つ, より大きなミセルへと変化するのに対し, より疎水性の高いGMeは, 密で疎水度の高いコアーを持つ柱状ミセルへと変化した。一方, GK2のゲル化機構が分子力場計算により解明された。更に, GK2類の1-オクタノールへの分配挙動を種々の相間移動触媒の存在下でpHを変化させて調べたところ, 特にpH5~7において, 数種のカチオン性相間移動触媒がGK2及びGMeの1-オクタノールへの分配を促進させることが明らかとなった。
Databáze: OpenAIRE