Examination of synchronization in the estrous cycle with prostaglandin F2.ALPHA. injection in a miniature pig

Autor: Yasunori Monji, Takehito Kuwayama, Takeshi Kuge, Ikuo Doumeki, Masamitu Inoue
Rok vydání: 2004
Předmět:
Zdroj: Nihon Yoton Gakkaishi. 41:59-66
ISSN: 1881-655X
0913-882X
DOI: 10.5938/youton.41.59
Popis: ミニチュアブタにおけるプロスタグランジンF2α (PGF2α) を用いた発情同期化の検討を行った。試験は, 排卵後7日の黄体開花期 (Day0=排卵日) にPGF2αを耳根部筋肉内 (0.5mg) および腟前庭粘膜下 (0.5mg, 1.0mgを1回および0.5mgを12時間間隔で2回) に単独投与した。耳根部筋肉内および腟前庭粘膜下への1回投与では, プロジェステロン濃度に変化は見られず, 発情周期の短縮も見られなかった。また, 腟前庭粘膜下への2回投与によりプロジェステロン濃度は初回投与終了後より減少を示し, その後は低値で推移を示したものの発情周期を短縮させるまでには至らなかった。次に, 妊馬血清性性腺刺激ホルモン (eCG) 400IUとヒト絨毛性性腺刺激ホルモン (hCG) 200IUの合剤であるPG600, あるいはeCG (500IU) を黄体初期 (Day3) に耳根部筋肉内へ投与し, 黄体開花期 (Day7) にPGF2α投与する併用投与についても併せて検討した。供試動物 (6頭) は, PG600とPGF2αの併用投与に4頭, eCGとPGF2αの併用投与に2頭を各々供試した。その内PG600とPGF2αで2頭, eCGとPGF2αで1頭, 発情周期の短縮 (16.3±1.5日) が認められた。また, 個体差は見受けられたもののプロジェステロン濃度の減少に伴い, エストロンおよびエストラジオール-17β濃度の上昇が認められた。以上の結果より, 性腺刺激ホルモン (GTH) とPGF2αの併用投与処置によりミニチュアブタの発情同期化が可能であることが示唆された。
Databáze: OpenAIRE