A CASE OF ADENOSQUAMOUS CARCINOMA OF THE RECTUM WITH RAPID DEVELOPMENT

Autor: Nobuyuki Watanabe, Ryohei Watanabe, Hiroaki Hatano, Katsusuke Ohmori, Tamotsu Takeuchi
Rok vydání: 2007
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 68:948-953
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.68.948
Popis: 直腸S状部原発の腺扁平上皮癌の1例を経験したので文献的考察を加えて報告する. 症例は57歳, 男性. 腹痛・便秘を主訴に来院した. 腹部CT検査でS状結腸と思われる部位に腫瘤を認めたため大腸内視鏡検査を施行したところ直腸Rsに2型腫瘍を認め, 組織生検で高分化腺癌と診断された. 腫瘍の急速な増大による腸穿孔が疑われたため緊急的にHartmann手術を施行した. 病理組織学的には腫瘍は高分化腺癌, 中分化扁平上皮癌の混在を認める腺扁平上皮癌であった.大腸原発の悪性腫瘍はほとんどが腺癌であり, 肛門管, 下部直腸を除くと腺扁平上皮癌の発生は稀とされている. 発見時に大きな腫瘤を形成した進行癌が多く, リンパ節転移を高率に認めることから予後不良の症例が多い. 治療法を検討し予後の改善に努力するとともに, より厳重な対応が必要と考えられた.
Databáze: OpenAIRE