Analysis of surgically treated chest wall tuberculosis

Autor: Makoto Yano, Takashi Arai, Yo Tajima, Hitoshi Niino, Takatorno Morita, Motofumi Ohuchi, Keizou Inagaki, Hideyuki Sato, Hideki Miyazawa, Makoto Nonaka
Rok vydání: 1991
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Japanese Association for Chest Surgery. 5:724-727
ISSN: 1884-1724
0917-4141
DOI: 10.2995/jacsurg1987.5.724
Popis: 過去10年間に当院で施行した結核性胸壁膿瘍手術症例20例について検討した.症例数の年次推移は特に傾向はなかった.初発年齢は26~73歳 (平均48歳) で, 入院時X線所見で胸膜病変あるいは肺内病変を全く認めなかったのは1例にすぎなかった.発生部位は左右差なく, 前方では高位, 側~後方では中~低位肋骨周囲に生じる傾向があった.膿瘍内容物から結核菌を検出したのは12例で, うち塗抹陽性は7例にすぎなかった.全例に抗結核剤投与を行った後に, 膿瘍摘出・肋骨切除・一期的縫合閉鎖を原則とする根治手術を施行した.膿胸合併例には剥皮術や胸膜肺全摘術を加えた.根治手術後の再発は, 膿瘍摘出術を施行した17例のうち2例にみられ, 再手術を要した.これらは胸壁膿瘍と連続する胸腔内病巣の遺残によるものと思われた.結核性胸壁膿瘍の外科治療には, 膿瘍摘出のみならず, 胸膜病変の確実な摘出が必要である.
Databáze: OpenAIRE