Surgery for Anal Lesions in 108 Patients with Crohn's Disease

Autor: Naohiro Tomita, Keita Tanaka, Makoto Gega, Masafumi Noda, Takayuki Matsumoto, Mitsuhiro Nakamura, Yoshio Takesue, Hiroki Ikeuchi, Motoi Uchino, Kiyoshi Tsukamoto, Tsutomu Ohshima, Hiroki Matsuoka, Takashi Kuno, Hiroki Nakano
Rok vydání: 2008
Předmět:
Zdroj: Nippon Daicho Komonbyo Gakkai Zasshi. 61:498-503
ISSN: 1882-9619
0047-1801
DOI: 10.3862/jcoloproctology.61.498
Popis: クローン病(以下CD)における痔瘻,肛門周囲膿瘍の合併頻度は高く,多発性,難治性であることを特徴とする.治療に際しては,肛門機能温存,癌合併などの問題に配慮が必要である.今回,難治性痔瘻,肛門周囲膿瘍に対し,手術を行ったCD108症例につき検討した.括約筋温存,再発防止を目的に,当科ではsetonドレナージを基本術式としている.軽快例は85.2%であったが,再手術を必要とした症例は39.8%,累積再手術率は5年で32.4%であった.Seton併用の有無に関する再手術率は併用群31.3%,非併用群68.0%と有意差を認めたが,最終的に人工肛門造設となった症例は各々16.9%,16.0%で有意差はなかった.直腸腟瘻を有する症例は11例あったが,全例軽快せず,人工肛門造設5例,直腸切断術2例と難治性であった.Seton法は根治性には乏しいが再発予防には効果があり,CDの難治性痔瘻,肛門周囲膿瘍に対する手術療法では選択するべきであると考えられた.
Databáze: OpenAIRE