High levels of intraabdominal pressure resulted in ultrafiltration failure in a CAPD patient

Autor: Mitsuhiro Mizunaga, Osamu Ikeda, Masako Noshiro, Hiroaki Osanai, Kimiko Suzuki, Tsukasa Tanaka, Hiroyuki Tsurukawa, Hiromichi Iuchi, Kazuhiko Ikeda
Rok vydání: 2000
Předmět:
Zdroj: Nihon Toseki Igakkai Zasshi. 33:1463-1467
ISSN: 1883-082X
1340-3451
DOI: 10.4009/jsdt.33.1463
Popis: 症例は72歳, 男性. 平成7年1月, 血液透析導入. 同年3月腹部大動脈瘤の手術を施行された. その後当院で血液透析中, 徐々に心不全が悪化したため平成11年4月27日CAPDへ変更した.術直後より通常のCAPDを開始したが除水が不良であった. カテーテルに異常はなく, ブドウ糖濃度や貯留時間の変更を試みたが除水量の増加はみられなかった. CAPD開始後, 透析液の注入時に腹部緊満やカテーテル周囲からの液漏れを認めたことから腹腔外への透析液の漏出や腹腔内圧の上昇が除水不良の原因ではないかと考えた. 腹腔内圧は1000ml注入時で15cmH2O, 1500ml注入時では25cmH2O以上であった. そこで1回注入量を1500mlから1000mlへ減量した. その結果, 除水量は著明に増加し浮腫も改善した.以上から腹腔内圧の上昇により除水不良をきたしたと考えられるCAPD症例と判断した.
Databáze: OpenAIRE