Clinicopathological Study of Multifocal Gastric Cancer

Autor: Emiko Yanadori, Youichi Kitamura, Ken Takasaki, Tuyoshi Sasagawa, Hidetoshi Oguma
Rok vydání: 2001
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 34:9-14
ISSN: 1348-9372
0386-9768
DOI: 10.5833/jjgs.34.9
Popis: 1968年から1994年に経験した同時性多発胃癌447例を対象にその特徴と治療について検討した. 多発胃癌の頻度は6.7%であり, 単発胃癌に比べて高齢者, 男性に多く主病巣の特徴は早期癌, 分化型腺癌, 隆起型の割合が高かった. 主病巣と副病巣の関係は早期癌同士, 分化型同士が多く, 同一領域または隣接領域に存在するものが約9割を占めていた. 多発胃癌の副病巣は腫瘍径10mm以下で粘膜内癌の頻度が高く, 術前診断率は40%と低かった. 多発胃癌の進行度別5年生存率は単発胃癌と同程度であり, 残胃の癌の発生頻度 (4.7%) は単発胃癌 (1.7%) と有意差を認めたが, 5%に満たない値であった. 多発胃癌の治療は, 単発胃癌と同様に主病巣の深達度および占居部位に応じた切除範囲, また根治度A, Bを目指したりんぱ郭清でよいと考えられ, 術後, 残胃の厳重なfollow upが重要であると思われた.
Databáze: OpenAIRE