A CASE OF COLOCUTANEOUS FISTULA CAUSED BY SIGMOID COLON DIVERTICULITIS

Autor: Takeshi Nogaki, Hiroaki Ito, Takeshi Sako, Hiroomi Funahashi, Kenji Oshima, Shigeru Konishi
Rok vydání: 2005
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 66:2753-2757
ISSN: 1882-5133
1345-2843
Popis: 症例は74歳の女性.慢性関節リウマチにてステロイドを内服中であり,両側変形性膝関節症にて人工膝関節置換術を施行し,リハビリ通院中であった.平成15年4月に左鼠径部痛が出現し,外科を受診した.左鼠径部に膿瘍を認めたが,炎症所見は軽度であり,化膿性リンパ節炎として切開排膿と抗生剤を使用し,外来で経過観察していた.しかし改善を認めないため, 11月に精査を施行したところ,皮膚からS状結腸への瘻孔形成と, S状結腸から下行結腸にかけて多発する憩室を認めた.本人の自覚症状が全くないこと,入院によるリハビリの遅れへの懸念などから手術に対するインフォームドコンセントが得られず,外来での経過観察を続けていたが,受診後1年以上経過しても瘻孔は閉鎖しなかったため,平成16年9月に結腸左半切除術を施行した.術後の経過は良好であった.手術の既往のない結腸皮膚瘻は稀であるため,若干の文献的考察を含めて報告する.
Databáze: OpenAIRE