A CASE OF GASTRIC CANCER WITH DISSEMINATED CARCINOMATOSIS OF THE BONE MARROW AND NEGATIVE BONE SCAN ASSOCIATED WITH INTERTRABECULAR VERTEBRAL METASTASES

Autor: Takatoshi Matsuyama, Hiromi Tokita, Akifumi Kikuchi, Takashi Okamura, Kiyotaka Nishida, Noriyasu Chika
Rok vydání: 2011
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 72:2840-2845
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.72.2840
Popis: 症例は68歳,男性.幽門狭窄を伴う前庭部胃癌の診断で入院となった.生検の病理組織は低分化腺癌で,CTでリンパ節腫大および遠隔転移は認めなかった.手術目的に入院したところ,6日目に口腔内出血と下血が出現し,血液検査でDICと診断した.腫瘍マーカーとALPが急増しており骨転移による骨髄癌症を疑ったが,骨シンチグラフィで集積がなく,骨髄穿刺はdry tapのため診断困難であった.腰椎MRIを施行したところ,椎体にびまん性の転移を認め,骨髄癌症と診断した.5FU/MTX療法による化学療法を開始してDICから離脱し,その後S-1+PTXに変更して一時退院可能となるも,初診より約5カ月半で永眠された.剖検で広汎な骨髄転移を認めた.骨髄癌症では,骨シンチグラフィでsuper bone scanを呈することが多いが,本症例では集積を認めず,MRIが診断に有用であった.このような病態は骨梁間型の骨転移に認められ,骨反応を伴わない急速な骨髄浸潤が原因と考えられた.
Databáze: OpenAIRE