A Case of Anaphylactoid Purpura with Severe Gastric and Duodenal Ulcers
Autor: | Ryuichi Furuta, Teruyuki Mitsuma, Fujiko Fukatsu, Reiko Kamiya |
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Rok vydání: | 2003 |
Předmět: | |
Zdroj: | Nishi Nihon Hifuka. 65:6-9 |
ISSN: | 1880-4047 0386-9784 |
DOI: | 10.2336/nishinihonhifu.65.6 |
Popis: | 57歳,女性。感冒症状に引き続き両下肢を中心とする紫斑,血疱,潰瘍が出現,アナフィラクトイド紫斑と診断して入院,治療を行った。安静と軟膏処置で皮疹は順調に改善したが,入院後に激しい嘔吐,血性の下痢,上腹部痛が出現した。上部消化管内視鏡で胃から十二指腸にかけて広範な潰瘍を確認した。絶食とH2ブロッカー投与で嘔吐は止まったが,上腹部痛は非麻薬性鎮痛剤を投与しても無効であった。プレドニゾロン(PSL)30mg投与開始したところ,その当日に上腹部痛が消失し,また翌日には下痢も止まった。アナフィラクトイド紫斑の消化器症状に対してステロイド投与は未だ一定の見解が得られていないようであるが,消化器症状の本体は消化管の血管炎であり,ステロイド投与は理にかなっている。本症例でも,ステロイドが著効した。アナフィラクトイド紫斑の消化器症状に対して積極的にステロイド投与を試みるべきであると考える。 |
Databáze: | OpenAIRE |
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