Two Surgical Cases of Papillary Fibroelastoma of the Aortic Valve

Autor: Hidemasa Nobara, Hideo Tsunemoto, Ryo Hasegawa
Rok vydání: 2002
Předmět:
Zdroj: Japanese Journal of Cardiovascular Surgery. 31:65-67
ISSN: 1883-4108
0285-1474
Popis: 心臓原発の乳頭状弾性線維腫(papillary fibroelastoma: PFE)は比較的希な腫瘍であり,心エコーなどで偶然発見されることが多い.今回,検診で精査をすすめられ,心エコーを施行したところ発見された,大動脈弁原発のPFEを2例経験した.症例1は56歳,男性.1998年の検診で高脂血症を指摘され精査目的に当院受診.心エコーで大動脈弁に疣贅様の腫瘤を認めた.自覚症状はないものの,塞栓予防および確定診断のため手術適応とした.腫瘍は大動脈弁右冠尖に存在し,大動脈弁を傷つけることなく摘出しえた.症例2は75歳,女性.1999年の検診で心雑音を指摘され,近医受診.心エコーで大動脈弁に腫瘍を認め,手術目的に当院紹介された.腫瘍は大動脈弁無冠尖に存在し,腫瘍切除術を施行した.いずれも病理組織学的にはPFEであった.
Databáze: OpenAIRE