Clinical analysis of resection of metastatic lung tumor originating from renal cell carcinoma

Autor: Enjo Hata, Shingo Ikeda, Ryoji Kawano, Toshiya Yokota, Shu Matsukawa, Yasuhiro Takahashi
Rok vydání: 2004
Předmět:
Zdroj: The Journal of the Japanese Association for Chest Surgery. 18:696-699
ISSN: 1881-4158
0919-0945
DOI: 10.2995/jacsurg.18.6_696
Popis: 腎細胞癌 (以下腎癌) 肺転移切除例について, 臨床病理学的にみた予後を検討し, 外科的治療方針について検討した.症例は1986年から2000年までに腎癌肺転移と診断された18例である.腎癌肺転移18例の肺転移巣切除後からの術後生存率は, 5年で42.9%, 10年で32.1%と比較的良好であった.臨床病理学的因子別 (性別, 腫瘍径別, 転移個数別, 発生部位別, N因子別など) の予後を検討した結果, 統計学的有意差をもつ予後不良因子は肺門縦隔リンパ節転移陽性例であった.以上の結果から, 腎癌肺転移例ではその多くは積極的な外科的切除の対象となるが, 肺門縦隔リンパ節転移例では予後が不良であるため, その適応については, 免疫療法との組み合せも考慮に入れた検討が必要である.
Databáze: OpenAIRE