Disorder of Anorectal Function after Sphincter-Saving Operation for Rectal Cancer and the Therapy. Motility of the Oral Side of Anastomosis

Autor: Ichirou Matsukura, Eiich Yabata, Satoshi Okabe, Mitsuo Endo, Masanori Tada
Rok vydání: 1996
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 29:1028-1034
ISSN: 1348-9372
0386-9768
Popis: 直腸癌に対する肛門括約筋温存手術後の排便機能障害とその対策について, 吻合部より口側の結腸の部分に注目して検討した. 検査の方法は, コントロール15例と直腸癌術後患者40例の直腸に5cmごとに圧感応型microtip transducerの付いたカテーテルを挿入し, 肛門縁より5, 10, 15, 20cmの部位の内圧を連続的に測定し, 同時に行った排便機能アンケートや肛門機能検査の結果と比較検討した. アンケートの結果により分類された機能良好群23例, 機能不良群17例を比較すると, 吻合部の低さ・コンプライアンスで有意差があり術後経過月数も良好群が長い傾向があった. 定度による内圧スコアに有意の相関が認められ, 吻合部の口側の腸管の繁張と不安定さが術後排便機能障害の重要な要因の一つと考えられ, 口側腸管や神経の温存なども重要と推測された.
Databáze: OpenAIRE