Clinical assessment of gastrointestinal anastomosis by using biofragmentable anastomosis ring

Autor: N. Saitoh, Nobuhiro Takiguchi, Nobuyuki Nakajima, Masao Nunomura, Kenji Oda, Hiromi Sarashina, Keiji Koda
Rok vydání: 2000
Předmět:
Zdroj: Nihon Rinsho Geka Gakkai Zasshi (Journal of Japan Surgical Association). 61:2583-2587
ISSN: 1882-5133
1345-2843
DOI: 10.3919/jjsa.61.2583
Popis: 生体内分解性消化管吻合器(BAR)による消化管吻合術を評価するために, BAR吻合142例(151カ所)の術中,術後経過を手縫い吻合84例(小腸-小腸: 46例,小腸-結腸: 16例,結腸-結腸22例)と比較した. BARによる吻合部位は小腸-小腸: 40例,小腸-結腸: 43例,結腸-結腸: 68例で,外径25mm, 28mm, 31mm (ギャップサイズ1.5mm) のいずれかを使用した.吻合時間はBAR: 12.2分,手縫い: 26.9分で, BAR排泄は平均20.1日であった.縫合不全は小腸-小腸吻合ではBAR,手縫いとも0%,小腸(結腸)-結腸吻合ではBAR: 3例(2.7%),手縫い: 2例 (5.8%) であった.縫合不全はいずれもBARの1例を除き中心静脈栄養による管理で自然閉鎖した.通過障害は手縫い: 0%, BAR14例(9.9%)であったが多くはBAR排泄により回復した. BARは吻合時間の短縮に有用で比較的安全な吻合法であるが, BAR排泄までにおこる通過障害に留意する必要があり,手縫い吻合を越えた吻合法との結論は得られなかった.
Databáze: OpenAIRE