Electrocochleographic Changes in Guinea Pigs Immunized with Type II Collage-Time Sequence Study Using Chronically Implanted Round Window Electrode

Autor: Toru Ohashi, Isamu Takeyama, Kiyomi Yoshino, Kentaro Ochi, Hirotsugu Kinoshita, Mutsumi Kenmochi
Rok vydání: 1994
Předmět:
Zdroj: AUDIOLOGY JAPAN. 37:259-264
ISSN: 1883-7301
0303-8106
DOI: 10.4295/audiology.37.259
Popis: II型コラーゲンに対する内耳免疫反応は動物の種によっても異なり, 反応形式も一定ではなく, 未だその詳細は明らかになっていない。 私どもは, II型コラーゲン感作動物の内耳機能を蝸電図を用い電気生理学的に検討し報告したが, 経時的な変化は明かではない。 今回, モルモットをII型コラーゲンにより免疫感作し, その聴覚機能の変化を近年開発した慢性電極法を用いて, 経時的に検討した。 II型コラーゲン免疫感作動物のAP振幅は, (1) 急激に低下しそのまま非可逆的にもとに回復しない群, (2) 一時的に低下するが, もとの振幅レベルに回復する可逆性を示す群, (3) 軽微な変化しか示さぬ群, に分類された。 AP振幅が非可逆的に急激に低下する原因は, 免疫学的に不安定な状態に, 抗原が内耳に直接的に到達することにもとずく反応と考えられた。 可逆的な変化パターンを示す結果からは原因の明らかでない可逆的な感音性難聴の中には免疫反応がその原因の一つとして関与している可能性が示唆された。
Databáze: OpenAIRE