Vascular stability and clearance of large molecule substances
Autor: | Shigeko Matsuhashi, Ryo Imai, Kazuo Kumano, Yumi Ito, Sumiko Kawaguchi, Shuich Kusakari, Tadasu Sakai, Masahito Nambu |
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Rok vydání: | 1984 |
Předmět: | |
Zdroj: | Journal of Japanese Society for Dialysis Therapy. 17:123-128 |
ISSN: | 1884-6203 0288-7045 |
DOI: | 10.4009/jsdt1968.17.123 |
Popis: | 適性透析の指標として, 無症候透析および中・大分子量物質の除去効率という観点からvascular stability (VS) および低分子量蛋白 (β2-MG) 除去の2点について種々の検討を加え, 若干の知見を得たので報告する. VSについての検討ではcolloid osmotic pressure (COP) 動態より, 透析液Na+濃度145mEq/l (Na+ 145 HD), 透析液glycerol 45mMol/l (glycerol 45 HD) は通常透析 (CHD) に比し, COPの経時的変動は極めて小さく, 透析前後のΔCOPはCHDに比しglycerol 45 HD, Na+ 145 HDの順に有意に小さかった. またcold (T 34℃) HDにおいては差を認めなかった. このことはNa+ 145 HD, glycerol 45 HDにてplasma refilling rate, およびglycerolによる血漿浸透圧が維持されたことを示す. cold HDは他の3種の透析方法に比べ透析後の血漿noradrenaline (NA) 濃度の低下率が小さかった. Cold HDによりNAの分泌増加, ないしは末梢血管抵抗の増加等が1つの因子となり, VSに寄与するものと考える.低分子量蛋白除去能についての検討では, polysulfone AK (PSAK) 使用時の漏出蛋白量, β2-MGの除去量は各々5-10g, 100-200mgであった. 透析液排液を脱塩濃縮し, そのIEP分析所見はアルブミンを主体とする蛋白を認め, CAPD液のIEP分析パターンと類似した. PSAKの連続使用にて血中β2-MG濃度は段階的に低下を認めたが, cuprophan AKでは認めなかった.適性透析を行う上でVSの維持や中分子量物質, 低分子量蛋白の除去といった観点から処方透析, すなわちNa+ 145 HD, glycerol 45 HD, cold HDに加えてprotein leaking membraneの使用によるcombined therapyがより良い治療法となるものと考える. |
Databáze: | OpenAIRE |
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