A Case of Idiopathic Appendiceal Intussusception

Autor: Shyusaku Ohira, Masato Momiyama, Takeshi Amemiya, Susumu Miyazaki, Hirosi Hasegawa, Masaya Hiomi, Tsuyoshi Igami, Keisuke Uehara, Seiji Ogiso, Yu Takahashi
Rok vydání: 2000
Předmět:
Zdroj: The Japanese Journal of Gastroenterological Surgery. 33:391-395
ISSN: 1348-9372
0386-9768
Popis: 症例は57歳の女性. 右下腹部の腫瘤を主訴として受診した. 腹部超音波検査では, 右下腹部にtarget-like appearanceを, 腹部造影CT検査では, 回盲部付近に層状構造を認めた. 注腸造影では, 盲腸内腔に立ち上がりが急峻で表面平滑な母指頭大の細長い腫瘤を認め腫瘤の先端には小さな陥凹を認めた. 虫垂は造影されなかった. 大腸内視鏡検査では, 虫垂根部に一致して盲腸内腔に突出し, 先端に開口部を有し, 基部にくびれを有する紡錘型の腫瘤を認めた. 開口部にカニュレーションし, 造影したところ管腔構造が証明された. 以上の検査所見より, 虫垂内翻による虫垂重積症と診断し手術を施行した. 腹腔鏡下に重積した虫垂の整復と, 虫垂切除を試みたが強固な癒着のため整復は不能であったので小開腹を行い回盲部を創外に引出し回盲部切除術を施行した. 切除標本では, 盲腸内に突出した5×2cm の内翻した虫垂を認めた.
Databáze: OpenAIRE