Anesthetic Management of a Patient with Esophageal Tumor Invading the Trachea Who Had a Tracheal Stent Inserted

Autor: Kouichi Sakurai, Kazufumi Sengoku, Mizuho Kawamoto, Kazuyoshi Tateoka, Hiroshi Iwasaki, Noritoshi Igari
Rok vydání: 2006
Předmět:
Zdroj: THE JOURNAL OF JAPAN SOCIETY FOR CLINICAL ANESTHESIA. 26:211-214
ISSN: 1349-9149
0285-4945
DOI: 10.2199/jjsca.26.211
Popis: 食道腫瘍気管浸潤を有する, 55歳, 女性に対して, 緊急気管内ステント留置術がPCPS併用全身麻酔下に予定された. PCPS開始後に, 経口気管挿管を行った. 手術途中, 手術操作のために気管チューブを抜去せざるを得なかった. しかし抜管から15分後, 右手SpO2, PaO2のみが一時的に低下した. 左上肢はPCPSで十分に酸素化された動脈血が灌流しているが, 右上肢は自己心拍による酸素化の悪い動脈血が灌流していると考えられた. 本症例では, 気管内酸素吹送と, 血圧を上げず自己心拍血流を抑えて事なきを得た. 心機能に問題のない症例でPCPS併用管理を行う場合には, 右手のSpO2, PaO2で脳・心への酸素供給が保たれているか否かをモニターすべきである.
Databáze: OpenAIRE